2012年6月22日金曜日

カールスバット洞窟群国立公園(1) バットフライト


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昨年夏、カールスバットのバットフライトを直前の雷雨で見ることができなかったのが悔しくて、今年こそはバットフライトを見てやるぞ! 今年はモンスーンシーズンの始まる前で、かつコウモリがメキシコから渡ってきた後であろう今週末のカールスバット旅行を計画した。今回はキャンプではなくホテルに二晩滞在。移動もいつものトラックではなくて、2000年に新車で購入し、今では走行距離18万km以上、ママチャックが普段使っている傷だらけのおんぼろミニバン。ちゃんと無事に走りきってくれるかなぁ。
午前7時40分に我が家を出発。山を下り、285号線を南下、ひたすらカールスバットを目指す。この285号線、空いていて走りやすいのだけれども周りの景色はひたすら沙漠。サンタフェからロズウェルの間は殆ど何もない。途中沙漠のような牧場入口に「TLR」の黄色いサイン、あぁ、ローンレンジャーの撮影をここでもやっているんだな。
午前11時40分ロズウェルに到着。Pizza Hat / Wing Street でゆっくり昼食。

子チャック達はスパゲティ、ママチャックはピザ、パパチャックはバッファローウィング。
午後1時にレストランを出て、再び285号線を南下。午後2時40分カールスバットのホテル Fairfield Inn に到着。部屋に落ち着いたら水着に着替え、ホテルのプールで遊ぶ。



締めはジャグジー


ホテル横のIHOPで早めの夕食。でもIHOPはやっぱり朝食の店だなぁ。夕食にはあまり向かない。

午後6時50分ホテルを出発。ちょうど30分でカールスバット洞窟群国立公園の駐車場に到着。バットフライトを見ることができるナチュラルエントランスへ。

もうすでに多くの人がバットフライトを待っている。空には雲ひとつない快晴、昨夏のように雷雨で中止になる心配はない。午後7時30分からパークレンジャーの解説が始まる。バットフライトの間は電子機器の使用禁止。そのためバットフライトの様子を写真やビデオで記録することができないのが残念。パークレンジャーの解説によると数日前から急にコウモリの生息数が増えたとのこと。解説の途中突然スピーカーからザッという音。これは洞窟内に仕掛けてあるマイクがコウモリの発する超音波拾い、それを人間が聞こえるように変換した音。去年のバットフライトではポツ、ポツというコウモリが一匹ずつ目を覚ます音だったが、今回はザッと皆が一斉に起きだし、十数秒後にはバットフライトが始まった。
バサッ、バサッとかブーンというような羽音がするのかと思ったらこれが驚くほど静か。音もなくトルネードのように洞窟出口でぐるぐる回って、それから東へ向かってコウモリの群れが飛んでいく。これが延々と続くんだ。空は段々と薄暗くなって最後には見えなくなってしまったが、まだコウモリの飛翔は続いているようだ。駐車場に戻り、公園を後にする。渋滞に巻き込まれることもなくホテルへ戻ったのが9時20分。あぁ、やっと念願のバットフライトを見ることができたよ。

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