やっぱりホコリまみれ。
レンズをカメラから外す前にコンプレッサーエアーでホコリを払う。そしてカメラとレンズの外側をマイクロファイバークロスにレンズクリーナー液を吹きかけてきれいに汚れを拭きとる。
いよいよレンズをカメラから外す。smc PENTAX-A 50mm f/1.4 の後玉はきれいでホコリ一つない。smc PENTAX-A 28mm f/2.8 のレンズも後玉はちゃんとキャップでカバーされており、これも綺麗な状態。キャノンのレンズもカメラから外すと後玉はきれい。それぞれのレンズの前玉はレンズキャップがない。ただPentaxの50mmレンズだけはUVフィルターで保護されており綺麗だ。レンズクリーニング液とマイクロファイバークロスで汚れを落とし、さらにブロワーとブラシ、レンズペンでキレイにする。
smc PENTAX-A 50mm f/1.4
smc PENTAX-A 28mm f/2.8
早速 Pentax K-30 に取り付けてみる。
レンズの絞りリングをAの位置にし、K-30 のフォーカスをM.F.に切り替えてスイッチを入れ、手ぶれ補正とEXIFデータのためにレンズのフォーカス距離を入力すれば後は普通のレンズと同じように使え、K-30の電子ダイヤルで絞りが調整できる。ただしオートフォーカスはないので手動でレンズのフォーカスリングを回さなければならないが、K-30のフォーカスセンサーは働いているので、ピントが合った所でピッという電子音とファインダー下部の緑の亀印で教えてくれる。
ただf/1.4だと被写界深度が非常に浅いので、ピントをあわせるのは難しい。この場合はライブビュー拡大表示でピントをあわせるのが楽なようだ。
ダイニングテーブルの隣で宿題をしている子チャック(弟)を試し撮り。
50mm f/1.4 で撮影
28mm f/2.8 で撮影
画角の違いと背景のボケ具合の違いが分かるでしょうか。
Pentax 用のTamronのズームレンズは商品説明にあったとおりにひどい状態。
前玉はレンズキャップで保護されて綺麗なのだが、後玉はキャップが外れた状態で何年もむき出しのまま置かれていたようで、ホコリとヤニが積もっている。
ダメ元で綿棒にレンズクリーニング液をつけてゴシゴシこする。綿棒はすぐ真っ黒になるが、これを何回か繰り返すと結構綺麗になった。
さすがにこのレンズを新しいK-30に取り付けるのは、カメラ内にホコリが入る可能性が高いので、以前使用していて、センサーに汚れがついてしまっているK100D に取り付けてみる。レンズの絞りリングをAEに合わせれば絞り優先モードで撮影できるのだが、なぜか絞り値がカメラに表示されない。EXIFデータにはちゃんと絞り値が記録されているのだが・・・・・・
TamronのズームレンズをK100Dに取り付けて撮影。
Canon のレンズは売りに出すことも考えたが、調べてみると、CanonはオートフォーカスになったEOSシリーズからカメラのマウントをEFマウントという全く互換性のないものに変更したためこのFDマウントのレンズは今のCanonのデジタル一眼では使用できない。この中古レンズも10ドル程度の安値でしか取引されていないようだ。
カメラはCanon も Pentax もシャッターは下りないし、ワインダーも動かない。でももしかしたらバッテリーとフィルムを入れればちゃんと動くかもしれない。とりあえずは食器棚に陳列。
フラッシュについてインターネットで調べると、昔のフラッシュはホットシューの接点に数百ボルトという電圧がかかることがあるのでデジタルカメラに使用したらカメラが壊れるらしい。これは再び寄付に回そう。
目的のPentax-A の50mm と28mm のレンズはちゃんと撮影に使えるようで、結果的には結構お得な買い物だったのではないかと思っている。
ママチャックももうこれ以上Thrift Store巡りに付き合わされなくて済むのでハッピーなようだ。