2018年2月10日土曜日

フォード トランジット バン 試乗 次のキャンパー???

子チャック(弟)は現在高校1年生。あと3年ちょっとで卒業し、家を出ることになると思うので、その後のキャンパーについて考えている。
以前は Fifth Wheel を次のキャンパーにしようと考え、昨年1月、コロラド州デンバーで行われた RV ショーで様々な Fifth Wheel を見て回った。
しかし、最近のFifth Wheel は必要のない豪華さを競い合い、我が家の欲するキャンパー見つからなかった。

我が家がこれからやりたいなぁ、と思うキャンプは National Forest や BLM などのパブリックランドでBoondocking すること。Boondocking とはキャンプ場のような整備された場所ではない大自然の中、電気も水道もないところでするRVキャンプ。 Wal-Mart 等の駐車場でする車中泊を Boondocking という人もいるが、あれは Overnight Parking、パパチャックは Boondocking とは呼ばない。正確には我が家のやりたいキャンプは Dispersed RV camping または Primitive RV camping というべきかもしれないが・・・・。 パブリックランドではないが、パゴサスプリングスでのキャンプを通じて真冬の Boondocking にも慣れてきた。

子チャック達も独立することだし、そうだ!キャンパーもダウンサイジングしよう!
オフロードを走るためには四駆、なるべく小回りがきいて、真冬でも Boondocking できるキャンパーが必要だ。そこで最初に思いついたのがトラックキャンパー。
トラックの荷台に乗せるキャンパーで、トラックキャンパーマガジンや、トラックキャンパーアドベンチャーなどのWebサイトを眺めて夢を膨らましてきた。ただ、冬も使用できるフルシーズン仕様で、ちゃんとキッチン、トイレ、シャワーが装備されたトラックキャンパーとなると重くて、高価。
パパチャックが一番欲しいと思ったトラックキャンパーは カナダの Northern Lite 社のトラックキャンパー しかし、キャンパーだけで 4万ドル(440万円)弱、重量も Dry Weight で2250ポンド(1020kg)、我が家の Dodge Ram 2500 の最大積載重量 は たったの 2130 ポンド (966kg)。もう重量オーバー。2006年に購入した 我が家のトラックは 四駆でディーゼルエンジンのため、その分最大積載重量が 低くなってしまっている。購入時に2500ではなく3500にしておくべきだったと後悔。2500と3500そんなに購入価格が違わない事は知らなかった。
2500のサスペンションを交換すれば3500と同じように積載できるらしいが、それでも法定最大積載重量は変わらないので、もし事故などあった場合に保険が下りなくなる危険がある。
いま新車でトラックを購入すると、ガソリン車で約4万5千ドル(495万円)!ディーセルエンジンにするとさらに8千ドル(88万円)上乗せ!2006年トラックを新車で購入した時はたしか3万6千ドル(396万円)くらいだったのだがなんでそんなに高くなっちゃたの?インフォテイメントなんていらない機能がついたから?
トラックキャンパーとトラックを新車で購入すると合計10万ドル(1,100万円)弱! そんなの買えるわけがない!

次に考えたのが、クラスBモーターホーム。クラスBモーターホームは バン、ワゴン車の内部をキャンパーに改造したもの。アメリカでは以前 ダッジ・ラム Tradesman、シボレー・エクスプレス、フォード・エコノラインなどのバン、そのままでは天井が低いのでグラスファイバー強化プラスチック製の屋根で天井を高くしたものが主流だった。しかし、2002年にメルセデス・ベンツが最初から天井の高いスプリンターバンを Dodge Sprinter として米国に導入(この頃はダイムラー・クライスラーだった。)してからはこのメルセデス・ベンツ スプリンターをベースにしたクラスBモーターホームが主流になっている。
2014年になってやっと、Ford が 以前からヨーロッパで販売していた Transit Van を米国に導入し、スプリンターに対抗できる天井の高いバンが普及してきた。 ダッジも 2014年に Fiat Ducato を Dodge Promaster としてアメリカに導入。(2014年にフィアットはクライスラーを完全子会社化) Fiat Ducato はFFで床が低いため ヨーロッパでのクラスBモーターホームのベース車として一番普及しているようだ。ただし、そのFFで床が低い点がオフロードには向いていないため、我が家の対象にはならない。それにもうダッジの車は購入しないと決めているし・・・・
しかし、クラスBモーターホームは値段が高い!殆どが10万ドル(1,100万円)超! クラスCモーターホームより高い!
四駆のクラスBモーターホームは更に高く。 Winnebago Revel で14万2千ドル(1,562万円)から!気に入らないのは IHヒーター、電子レンジ、コンプレッサー冷蔵庫とオール電化キッチン。太陽電池とインバーターを積んでいるとはいえ、これで 本当に Boondocking できるのか????車内レイアウトも気に入らない。
クラスBモーターホームを購入するというのも無理だ。

ネットを調べていると、メルセデス・ベンツ スプリンター や フォード・トランジットなどのバンを新車や中古で購入して、自分でキャパーに改造している人がいっぱいいる。これだ! DIY好きのパパチャックにうってつけの方法だ!そういえば高校生の頃トヨタハイエースバンを改造してキャンパーにすることを夢想していたのを思い出す。どのように改造しようか?アイデアがどんどん湧いてくる。
歴史があるため、ネット上にはメルセデス・ベンツ スプリンターの改造方法が流石に多い。デザインも一番格好良いし、4x4オプションもあるので、最初はスプリンターバンをベースにした改造を考えていたのだが、修理、メンテナンス費用が高い、スプリンターバンの修理可能な整備工場が少ない。その殆どが大都会で、田舎では修理が出来ない。等を考えると やはりフォード トランジットをベースに改造したほうが良いだろう。

今日はロスアラモスのSmith's スーパーマーケットに、サンタフェのカーディーラーが試乗車を持ち込んでくる日。子チャック(弟)の参加するロボットクラブのFund Raising の一環で、試乗すると10ドルがカーディーラーからロボットクラブに寄付される。何でも良いから試乗しなければと Smith's の駐車場へ行ってみると。なんと フォード・トランジット の試乗車まで来ているではないの。

早速 トランジットを試乗して、我が家まで持ってきた。


テープメジャーで車内寸法を測る。



試乗車を Smith's まで運転して、ディーラーに返す。「4x4 だったら購入するんだけど。」というと 東海岸と西海岸に一箇所づつ フォード・トランジット を 四駆に改造する会社があって、ディーラーから直接そこへ改造に出して、改造後、ディーラー引き渡しで、純正の保証がそのまま有効になるそうだ。
ただ、トランジットを新車で購入して四駆に改造するのは費用がかかりすぎる。2014年米国デビューのトランジットだからこれから中古が大量に市場に出てくるだろう。出物を購入して四駆に改造してもらってから キャンパーに改造するのはどうだろうか?
ベンツ・スプリンターの 4x4 は非常に少なく 中古で見つけるのはまず不可能であるから、トランジットの中古を四駆に改造してもらうほうが良いのではないか?夢だけはどんどん膨らんでいく。

2 件のコメント:

  1. こんにちわ。
    アメリカでは、自作のクラスBモーターホームが流行っているようですね。 キャンパー内装への改造専門業者/個人も増えてきました。

    実際にウッドチャックさんの製作が始まったら、記事が楽しみです!

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    1. ふじ○さん、コメントありがとうございます。
      クラスBモーターホームの自作はもうちょっと先になりそうです。
      その前にもうすぐ山小屋の建築が始まります。山小屋が完成したら次にクラスBモーターホームに取り掛かる予定です。

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