今日は Raspberry pi に OS をインストールし、Windows PCから Raspberry pi にリモートアクセスできるようにする。 Raspberry pi は ハードディスクのかわりに SDカード を使用するため、引き出しにあった8GBのTranscend を使用する。(4GB以上を推奨)以下は Windows PC を使用した Rasberry pi のセットアップ。
まずは
Raspberry pi 用のOS Raspberianをダウンロード。 最新の RASPBERIAN Debian Wheezy のZIP ファイルをダウンロードし、そのZIP ファイルを解凍してImage ファイルを得る。
次に
Win32 Disk Imager exe ファイルをダウンロード。exeファイルをダブルクリックして Win32 Disk Imager をインストール。
SD カードを Windows PC のカードリーダに挿入。SD カードは念のため FAT32 でフォーマット。Win32 Disk Imager を Run as Administrator として起動。Device として先ほど挿入したSD カードを選択。Image file として先ほど解凍したRaspberian を選択。 Write ボタンを押して、SDカードに Raspberian をインストール。これでSDカードの準備が完了。
Raspberry pi には Windows PCからリモートアクセスして使用する予定のため、ディスプレーやキーボードなどの入出力装置は必要ないのだが、リモートアクセスできるようセットアップするため、最初だけ ディスプレー、キーボード、マウスが必要になる。我が家でRaspberry pi につなげるディスプレーはリビングルームにある テレビだけなので、このテレビにHDMIケーブルでRaspberry pi を繋ぐ。(AVレシーバ経由ではうまく繋がらない。ダイレクトにテレビに繋ぐこと。)キーボードとマウスはUSBジャックに繋ぐ。イーサネットケーブルもRaspberry pi に繋ぐ。
Raspberian をインストールした SDカードを Raspberry pi のSDカードソケットに挿入して、マイクロUSBジャックにパワーサプライをつなぐと Raspberry piの起動が始まる。
まずは設定画面が現れるので、
Adafruit's Raspberry Pi Lesson 2 を参考に初期設定を済ませる。
重要なのは Expand root partition to fill SD card, Enable SSH server, Start desktop on boot を選択。その他 Keyboard と Locale を設定して reboot。
Rasberian のデスクトップ!
LX terminal を開いて sudo ifconfig とタイプ。 Raspberry pi のIPアドレス をノートに書き留める。
この先 Raspberry pi には入出力装置は必要ないので、 sudo shutdown -h now とタイプし、 Raspberry pi を終了。 Power以外のLEDランプが全て消えたら、パワーサプライ、ディスプレイ、キーボード、マウス を取り外し、Raspberry pi はネットワークケーブルとパワーサプライだけを繋ぐ。
次は
Adafruit's Raspberry Pi Lesson 6. Using SSH を参考に SSH でWindows PCから Raspberry pi にアクセスできるように設定。Putty の代わりに
Bitvise SSH Client をダウンロードして Windows PC にインストール。
Bitvise SSH Client を起動、先ほどノートに書き留めた IPアドレスを入力。User name は pi、Password は raspberry (Raspberry pi の初期設定で パスワードを変更した場合はそのパスワード)を入力。 SSH で Raspberry pi のターミナルにリモートアクセスできる。
Adafruit's Raspberry Pi Lesson 7. Remote Control with VNC を参考に VNC (Virtual Network Connection) で Raspberry pi に デスクトップにWindows PCからアクセスできるようにする。
まずは Raspberry pi に VNC サーバーソフトをインストールする。SSHターミナルに 次のコマンドをタイプ
sudo apt-get update
sudo apt-get install tightvncserver
途中インストールするか聞いてくるので”Y"とタイプするとインストールが始まる。
インストールが終了したら、
vncserver :1
とタイプ、 VNCサーバーを起動する。
8文字以下のパスワードを新たに入力、 再入力する。
Real VNC から Windows 用 VNC client ソフトをダウンロードしてインストールする。
インストールしたVNC Viewer を起動。
VNC Server として Raspberry pi のIPアドレス:1 を入力、Connect ボタンをクリック、先ほどの8文字以下のパスワードを入力。
Rasberian のデスクトップがWindows PC 上に現れる!
最後はRaspberry pi 起動時に自動的に VNCサーバーが起動するように設定する。
Raspberian の LXterminal を起動。
$ cd /home/pi とタイプ。
$ cd .config で hidden config folder に移動。
$ mkdir autostart で autostart フォルダを作成。
$ cd autostart で autostart フォルダ内に移動。
$ nano tightvnc.desktop で テキストエディタ nano を起動、tightvnc.desktop という新しいファイルを作成。
以下のように タイプ。
[Desktop Entry]
Type=Application
Name=TightVNC
Exec=vncserver :1
StartupNotify=false
Ctrl-X そして Y でtightvnc.desktop ファイルを保存。次回リブートすると自動的にVNCサーバー が起動する。